編集部ブログ

7/5(木) 04:40
どうした!? セレソン!!
ベネズエラで開催されているコパ・アメリカ2007では、決勝トーナメント進出チーム(ベスト8)が続々と決まっております。

グループAではベネズエラ、ペルー、ウルグアイ。
グループBではメキシコ、ブラジル、チリがベスト8進出。

グループCはパラグアイとアルゼンチンがともに2連勝で予選突破を決めていますが、グループ1位通過の座を掛けて、日本時間の6日早朝に直接対決を控えております(3位チームは最終節に勝利してもグループA、Bの3位に勝ち点で届かないため、予選敗退が決定)。

ここで注目したいのが、グループリーグ突破を果たしたものの、ふがいない戦いで物議を呼んでいるブラジルです。

グループリーグ第2戦こそロビーニョのハットトリックで、チリ相手に3-0で勝利を収めました。しかし、初戦はメキシコに0-2で敗れ、第3戦では格下のエクアドルに対して、ロビーニョのPKによる1-0で薄氷の勝利を果たすなど、いつもの強さは影を潜めているようです。

大エースであるカカーやロナウジーニョがコパ・アメリカへの参加を早々に辞退し(それでもロビーニョ、フレッジ、ジエゴなどが帯同する豪華メンバー)、ロビーニョが孤軍奮闘しているような状況。

ベスト8進出こそ果たしましたが、スペクタクルを欠いたセレソンの戦いぶりに母国ブラジルではドゥンガ解任論が持ち上がっているとのこと。

7月7日(日本時間7月8日早朝)の準々決勝ではチリと再戦する予定で、ブラジル国民からはグループリーグで付けた3点差以上での圧勝が求められている様子。更に、ドゥンガが解任を逃れるためには、もはやコパ・アメリカ優勝を果たす以外にないとの報道もあります。

“王国”が眠りから目覚め、南米王者となれるかどうか。後がない状況に追い込まれたドゥンガ監督の手腕に注目しましょう。
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)