編集部ブログ

8/21(火) 04:58
波乱含みのリーグ・アンで注目を浴びるル・マン
フランス、オランダ、ドイツ、イングランドと欧州主要リーグが続々開幕しております。
今週末にはイタリアとスペインもついに開幕を迎え、サッカーファンはまた寝不足と戦う日々がやってきますね。

開幕して間もないながら、今シーズンのリーグ・アンは例年とは大勢が異なり、波乱含みの展開に盛り上がりを見せております。

リーグ・アンといえば、6連覇を果たしているリヨンの独壇場。
昨シーズンまではシーズン序盤から独走し、数試合を残して優勝を決めるというのが例年のパターンでした。
ところが、今シーズンはいつもとは状況が異なります。

指揮官ウイエが昨シーズンをもって辞任を発表し、後任にはペラン監督が就任。
Ab・ケイタやグロッソなど新戦力を獲得したものの、マルダ、チアーゴ、アビダルなど放出した主力選手の穴は大きく、更にクペ、クリス、フレッジなどのけがもあって1勝2敗と苦戦続きです。

リヨンの7連覇は難しいと報じられている中、リーグ・アンで屈指の攻撃サッカーを披露して注目を集めているチームがあります。

それが、松井大輔所属のル・マンです。
前指揮官アンツは昨シーズン限りで退任しソショーの監督に就任。
12得点を記録したエースストライカー、バングラをディナモ・キエフに放出し、戦力の低下が懸念されていました。

しかし新監督ガルシーアは選手が精力的に動きながらスペースに積極的に飛び込むサッカーを展開し、4試合を終えて3勝1分けと絶好調。
ホーム、アウェーを問わず攻撃的なスタイルで挑む姿勢も評価され、フランスでは全国紙で「ル・マン旋風巻き起こる!」と報じられるなど、注目の的になっています。

今シーズンの松井大輔選手は左サイドだけに限らず、中央や右サイドに顔を出してはチャンスメークするなど、ある程度の権限を与えられ、監督からも攻撃の柱として期待されている様子。

まだ4試合終了時点ですが、勝ち点10で1位タイに躍り出ており、この調子なら今シーズンは優勝争いに絡むことも決して夢ではありません。
リヨンが低迷しているだけに、今シーズンは下克上も現実味を帯びています。

アグレッシブなサッカーを展開するル・マンの躍進に注目しましょう!
(千葉正/ワールドサッカーキング編集部)