11/20(木) 08:21
“マラドーナ・アルゼンチン”が始動
11月19日、ディエゴ・マラドーナがアルゼンチン代表監督としての初陣を白星で飾りました。スコットランドとの親善試合。“マラドーナ・アルゼンチン”のファーストゴールは開始からわずか8分、マキシ・ロドリゲスが挙げました。ボール支配率61パーセント、被シュート数はわずか3本と試合の主導権を握り続け、このまま1-0で勝利。
ゲーム中、さすがのマラドーナも緊張した面持ちでした。勝った瞬間にはフレンドリーマッチとは思えないほどの渾身のガッツポーズ。世界中が注目した彼の初戦だっただけに、勝ちたい気持ちが強かったのでしょう。
また、アルゼンチンのライバルであるブラジルはホームでポルトガルと対戦。ドゥンガが率いてから「攻撃的ではない」と多くの批判を受けていたセレソンですが、この日は違ったようです。強豪を相手に6-2と大勝。更に、1年ぶりのホームでの勝利というおまけ付きで、ドゥンガもファンも一安心といったことろでしょうか。
親善試合を良い形で終えた両チーム。来年9月には直接対決があります。解任説がつきまとうドゥンガと、就任に対して多くのファンから反対の声が上がったマラドーナ。「両者とも来年9月にはチームにいないのでは」という声もありましたが、今回の親善試合で批判は多少払しょく出来たかと思います。
この状態が続けば、かつてキャプテンマークを付けてチームをワールドカップ優勝に導いた、名プレーヤー同士の夢の監督対決が実現しそうですね。
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(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)