編集部ブログ

10/22(木) 06:54
No.1FW対決はラウールに軍配も……
チャンピオンズリーグ現役最多得点者のラウール・ゴンサーレスと、欧州カップ戦現役最多得点者であるフィリッポ・インザーギ。ヨーロッパ"最高"のFWであるこの2人が、CL第3節のレアル・マドリー対ミランで顔を合わせ、ストライカー対決を繰り広げました。

R・マドリーのラウールはゲームメークからフィニッシュまで多くのシーンに顔を出し、19分にシュートのこぼれ球を押し込んで先制点をマーク。大会通算得点数を66に伸ばし、チャンピオンズカップ時代にゲルト・ミュラーが築いた歴代最多記録に並びました。また、欧州カップ戦での得点数はインザーギに並ぶ68に更新しています。

一方、ミランのインザーギは前線で孤立し、ほとんどボールに触ることが出来ませんでした。1アシストも記録したラウールとは対照的に、得点に絡むことなく60分に交代。この瞬間、ストライカー対決はラウールに軍配が上がったように見えました。

試合はというと、インザーギがピッチを去った後に3点を奪ったミランが逆転。パフォーマンスでインザーギを上回ったラウールですが、R・マドリーを勝利に導くことは出来ませんでした。

自らネットを揺らし、チームを勝たせてこそストライカー。全く見せ場がなかったインザーギ同様、メモリアルゴールを挙げながらチームに勝ち点3をもたらせなかったラウールも自分の役割を果たせていません。よって、ストライカー対決のラウールの勝利はおあずけ。決着は11月3日の"再戦"に持ち越しとなりました。
(勝倉/ワールドサッカーキング編集部)