編集部ブログ

12/17(木) 01:00
日本のグループリーグ突破の可能性は?
 遂にワールドカップ南アフリカ大会の組み合わせが決定。日本は、オランダ、デンマーク、カメルーンと非常に厳しグループに入りました。
 グループE突破の筆頭候補は、やはりオランダです。各ポジションにワールドクラスの選手を擁しており、更にファン・マルヴァイク監督の下、攻撃的かつ手堅く負けないサッカーを実現させています。欧州予選を全勝で突破した力は本物。日本は9月にオランダで親善試合を行いましたが0-3と完敗を喫しました。彼らを相手に勝ち点を挙げるのは至難の業と言えるでしょう。
 現実的に考えると、日本は2位の座を懸けてデンマーク、カメルーンと争うことになるはずです。ただ、他の2チームも強敵であることは間違いありません。デンマークは、欧州予選でポルトガル、スウェーデンといった強豪国と同グループながら、1位で本大会出場を決めました。経験豊富なベテラン勢に加え、アーセナルでプレーするFWニクラス・ベントナーやリヴァプールのCBダニエル・アッゲルといった勢いのある若手もおり、国際大会で好結果を残せるだけのポテンシャルを秘めていると言えます。
 そして、カメルーンには、インテル所属の快足FWサミュエル・エトオがいます。彼を抑えられないことに勝機はありません。身体能力で劣る日本にとっては、苦戦を強いられる戦いとなるでしょう。生半可な守備で抑えられる相手ではないため、ファウルも辞さないアグレッシブな戦いが必要となるはずです。
 グループEは、日本にとって非常に厳しいグループとなりました。各国の記者も2位通過はデンマークかカメルーンと、大方の予想を展開しています。しかし、ノーマークだからこそ隙を突いた自分達の試合運びが出来るのではないでしょうか。ワールドカップでの日本代表の活躍に期待しましょう。

(宮城/ワールドサッカーキング編集部)