【豆知識】魚料理にはとろろが必須!


ブラジルでおいしいのは肉だけではありません!! 実は北東部は魚貝が有名。日本で味わえる繊細な味とは違う、豪快でずっしりとした魚や、大きく身が詰まったエビやロブスターが自慢。2、3人で食べられる魚一匹で70レアル(約3500円)くらい、3、4人で食べられるロブスターは90レアル(約4500円)くらい。日本では見たことないような珍しい魚が、焼き・煮込み・蒸し等、味つけもトマトやココナッツ…様々に揃っています。ナタウやヘシフィではぜひ魚をチョイスしてみてくださいね。







多くの料理に、「ピロン」という茶色い汁?たれ?がついてきます。芋でできたドロッとしたもの。











これを魚やごはんと混ぜながら食べるんです。ちょっと私の中でこのピロンの立ち位置は難しくて…もんじゃの汁をかけて食べるような不思議な気持ちになっちゃって(笑)。でも、ブラジル人には欠かせない物なんだそう。あ、感覚的には「とろろ」なのかもしれない!!芋だしね。



ピロン以外にも北東部では、どろっとしたソースの登場頻度が高い! 好き嫌い別れるんですよねこれ…魚のすり身と水と片栗粉を混ぜたような…というとものすごくマズそうに聞こえるけど(笑)おいしいソースもあります! 焼いた魚の上にかかっていたり、カレーのようにエビが具と化していたり。











魚自体はシンプルな塩味。どろっとしたソースが苦手だった場合は、テーブルに辛味や酸味を加える調味料もあるのでご調節を。







それにしても、ブラジル人って、何かをおかずやご飯に混ぜるのが大好き。芋の粉やビネガーソース、野菜…いろんなものをぐちゃぐちゃっと混ぜて食べるんです。確かにいろんなものを混ぜると味も食感も楽しくて飽きないのですが、お世辞にも綺麗と言えない…。おそらく料理の見た目をあまり気にしないんでしょうね(笑)。写真を見ていただければわかると思いますがどの料理も茶色っぽいんです、盛り付けも大胆で…それもまたブラジルらしいんですけどね(笑)。味はすごくおいしいんですよ!!







他にオススメの魚料理は、「ムケッカ」という魚介のココナッツ味シチューと、「ボリーニョ・ジ・バカリャウ」という鱈のコロッケ。

これは外国人にも食べやすい、定番メニュー。特に鱈のコロッケは私大好きなんです。


【プロフィール】
加藤理恵(かとう・りえ)
1985年7月29日生まれ。東京都出身。2005年にミスマガジン読者 特別賞受賞。07年に日本テレビ系「サッカーアース」 でアシスタントを務めるなど、ドラマやCM、バラエティなど多方面で活躍。母親は日系ブラジル人でブラジルとの二重国籍を持ち、ポルトガル語を駆使する。 サッカー好きが高じて4級審判員の資格を取得し、Jリーグ取材の裏話をサッカーキングで連載している。2012年シーズン、スカパー!のJリーグハイライト番組「マッチデー Jリーグ」のMC。

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